この本のことを知ったとき、改めて自宅にあった、「ナイチンゲール」の本を取り出してみた。
イタリア生まれの彼女が自己犠牲という、精神でクリミア戦争に従軍し、看護にあたった。
この、自己犠牲、という言葉、どうでしょう?
犠牲?
そうではなくて、もっとポジティブな言葉にならないのかしら、って思いました。
ナイチンゲールの話を知って、看護師を目指す若い人も多いかと思います。
今、日本は高齢化社会にともなって、看護師不足、医療不足、と言われています。
やれ、介護報酬がどうの、やれ、医師報酬がどうの、といつも付きまとうのはお金の話。
お金は、確かに生きていく上で重要なツールの一つ。
でも、人間、いつかは介護を受ける。
いや、生まれたときから誰かの手で育てられ、そして、誰かに看取られ死んでいく。
もっと、日本の社会にできることはないのか。
医療という現場を知り尽くした彼女だから、この本が生まれたのだと思います。
私たちももっと看護師のこと、医療のこと、自分のことをしっかり見つめなおすことが必要じゃないでしょうか?
それは目をそむけたくなることかもしれません。
でも、あえて自分に簡単には答えが出せない問題の糸口をこの本は伝えているのだと思います。
現実的に。
一読を。
ナイチンゲール・スピリットで行こう。―成熟社会を創る看護力

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